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「クマかわいそう」駆除で650件の意見殺到した札幌市 市街地近くに箱わな 設置検討するも…“今回は苦情なし”「実際に駆除されていないからでは…」

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箱わなで捕獲されたヒグマ(2018年)

箱わなで捕獲されたヒグマ(2018年)

 札幌市の市街地近くで「箱わな」によるヒグマの駆除が検討されていることが4月17日に明らかになりました。

 市に苦情が寄せられていないことが分かりました。

 札幌市は2025年度から観光地や住宅地が近い地域に「箱わな」を設置し、ヒグマを駆除することを検討しています。

 設置されるのは、ヒグマ対策重点エリアとなっている三角山、円山、旭山記念公園、藻岩山などが含まれる西区から中央区、南区にまたがるエリアです。

 エリア内には人を襲ったり出没を繰り返した個体が生息しているとみられますが、市は問題となったクマ以外も駆除することで人の被害を防ぎたいとしています。

今回は苦情なし

「OSO18駆除」道外を中心に批判の声も

「OSO18駆除」道外を中心に批判の声も

 設置が検討されていることは、17日に最初に北海道新聞が朝刊で報じましたが、札幌市によりますと17日午後5時現在で苦情などは寄せられていないということです。

 2023年7月に、北海道東部で66頭もの牛を襲い続けたOSO18が駆除された際には、駆除したハンターや自治体に「なぜ殺したのか」「クマがかわいそう」「他に方法があったのではないか」といった苦情が数十件寄せられました。

 2023年7月に札幌市南区で母グマが駆除されたケースでは、札幌市に対し約650件の意見が寄せられ、「悪いことをしていないのになぜ殺すのか」「子グマを殺すな」「子グマを保護してほしい」などの苦情がありました。

 今回札幌市に苦情が寄せられていないことについて、市の担当者は「実際に駆除されていないし、検討段階だからではないか」などとしています。


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