きっかけはネットに蔓延するインチキバナー広告！"森永卓郎"氏を名乗る者から、さらに"松阪葉月"氏を紹介され「ニセの銀投資」3000万円だましとられる…北海道函館市の70代男性被害

投資詐欺について捜査する北海道警函館中央署

経済アナリストの 「森永卓郎氏」の名をかたる者から勧められた銀の投資をきっかけに、北海道函館市に住む70代の男性が現金約3000万円をだまし取られる詐欺被害がありました。

警察によりますと、2月17日、男性はネットで森永卓郎氏が主催するという株取引セミナーのバナー広告をクリック。

するとサイトで株取引セミナーに参加するため会員登録するとLINEグループに誘導され、参加しました。

グループでは他のユーザーが利益が出たような投稿などやり取りが続き、3月に森永卓郎氏を名乗る者が「利率がいいのは銀取引、銀取引なら紹介する」と「松阪葉月」と名乗る別の者を紹介。

松阪と名乗る者が「銀の値段が上がりそうだから上がるときにLINEで知らせるので指定する口座に振り込んでください」と投資を勧め、男性は窓口やネット振り込みで合計8回にわたり総額約3000万円を振り込みました。

15日に株取引セミナーのサイトにサインインしようとしたらサインインできず、LINEのグループを見てみると男性以外誰もいなくなっていたことから詐欺と気づき、警察の相談電話に「詐欺の被害にあったようだ」と相談しました。

警察は投資詐欺事件として捜査するとともに、少しでも詐欺だと感じたら警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。