"北海道にも"複数社から相談寄せられる…健康被害恐れで自主回収 小林製薬「紅こうじサプリ」めぐり被害拡大か
くらし・医療
小林製薬の紅こうじを使った健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症し、同社が自主回収を発表している問題で、北海道にもこの原料を使って商品を製造した複数の会社から相談が寄せられていることが分かりました。
北海道によりますと、小林製薬から直接連絡を受けた複数の道内企業から、どのように対応したらよいか相談が寄せられています。
現時点では紅こうじによるとみられる健康被害は確認されていません。
北海道は相談を受けた企業に対し、小林製薬と相談の上、自主回収をするかどうか判断してほしいと説明しているということです。
小林製薬によりますと、一部の紅こうじ原料に想定しない成分が含まれている可能性があり、国内外の食品メーカーなど52社に供給したとしていて、これまでに国内の少なくとも24社がこの原料を使った商品の自主回収や販売中止を発表しています。
3月26日には機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を2021年から24年まで通信販売で購入し使用していた高齢者が死亡していたことが新たにわかりました。
同社は摂取と死亡との因果関係が疑われるとして調査しています。
腎疾患などとの関連性は現時点で明らかになっていませんが、小林製薬は健康被害の拡大を防ぐために紅こうじ関連の製品の自主回収を呼び掛けています。
紅こうじサプリに関する小林製薬の相談窓口は以下の通りです。
・通信販売：0120-58-5090
・店頭など：0120-5884-12（26日まで）
0120-880-220（27日以降）
いずれも午前9時～午後5時、4月末までは土日・祝日も対応
