卵&ガソリン&電気料金…生活に次々と降りかかった「値上げの波」1年でいくら負担増?2024年は“2月に収束見通し”も
2023年、北海道でおきたニュースを振り返る「プレーバック2023」。12月25日のテーマは、「値上げ」です。
2023年は私たちの生活にかかわるあらゆるものが値上がりしました。
一体どれほど負担が増えたのか、この先どうなっていくのでしょうか…。
とにかく「値上げ」という言葉にあふれた2023年。
「値上げで気になったものは?」(池田大地記者)
「冷蔵庫に卵がないと不安になった」(50代女性)
「必要な時しか買わなかった。できあいの卵焼きを買っていた」(40代女性)
まず思い出されるのは、「卵」の値上げです。
北海道千歳市の養鶏場で3月下旬に、大規模な鳥インフルエンザが発生。
3か所で約120万羽、北海道内の約2割の採卵用のニワトリが殺処分されました…。スーパーの棚から卵が消えました。
「あら無いわ」(客 6月)
「10分で売り切れてました」(スタッフ)
「早く来たのに~」(客 6月)
2022年は1パックあたり150円台だった卵が、23年の5~6月のピーク時には365円まで高騰。夏に入って徐々に落ち着いてきましたが、12月時点での値段は250円と、いまだ高止まりが続いています。
「値上げ率は当初の申請より減りましたが、誠に申し訳ない」(北海道電力 藤井 裕社長 5月の会見)
卵ショック真っ只中の6月、生活にさらに打撃を与えたのが、電気料金の値上げです。
ウクライナ情勢や円安などの影響で、原油価格が高騰。発電量に占める火力の割合が8割を占める北電では、モデル家庭で月約1900円負担が増えました。
原油価格高騰の影響は、電気料金にとどまりません。
ガソリン価格も高騰しました。