・現地記者の強い想いと粘り強い取材が実ったドキュメンタリーとして高く評価できる。
・これまで大きく取り上げられてこなかった「空白地帯」や「ボランティア」に焦点があてられており見応えがあった。
・未だ行方不明の息子さんの顔写真にかけられていたぼかしを番組最後に外すのは、やや演出過剰に感じた。
・船舶検査体制への追及など、事故分析をもっと掘り下げてもらいたかった。
・ボランティアの方々が「地元の自分たちの責任」と言いながら捜索活動されていることに胸を打たれた。
・番組中に賑やかなバラエティの番宣CMが流れたことに違和感を覚えた。
・責任を糾弾したり悲惨さを強調したりすることなく、フラットな目線で番組制作されているのが良かった。
・タイトルの「捜索隊」は公的な組織をイメージさせる。「捜索ボランティア」とした方が良かったのではないか。
・ボランティアの活動、家族の話、事故の原因究明の3つの軸があったが、最終的に何を伝えようとしている作品なのかという疑問が残った。